GMOペパボに入社して1年が経ち2年目がスタートした

タイトルの通り、2019/09/01 付けでGMOペパボに入社して1年が経ちました。34歳にして初めての正社員採用でした。振り返れば短かったような長かったような何とも言えない感覚です。

いい機会なのでこれまでの振り返りとこれからの決意を書いてみます。

1年間けっこう大変でした

僕の所属しているホスティング事業部ではロリポップ、ヘテムル、ムームードメイン、おさいぽといった歴史の長いサービス *1 を扱っているだけに、蓄積されたドメイン、技術の知識は両方ともかなりの幅・深さがあります。また、前職のキャッチアップでは baserCMS とそれを利用した開発・運用を業務としていましたが、ホスティング事業部ではアプリケーションから1つレイヤーを下ったインフラレイヤーまで見る必要もあります。インフラ専門のエンジニアチーム *2 が存在してはいますが、境界が割と曖昧で、どこまで知っていなきゃいけないのか、ということについてけっこう悩みました *3

そんな難易度の高い業務を前になかなかバリューを出せている実感を持てずに働いていました。毎日、自分の無力さと向き合っているような状態でした。

ただ、評価においてはレビュワーから「もっと点数を上げてもいいのでは?」と指摘され最初の自己評価より高い点数で評価が通ったり、業務を通じて折に触れて周りの方々からお褒めの言葉をいただいたりしてました *4。これは周りからの評価と自分での評価のギャップに苦しむいわゆるインポスター症候群に陥ってしまったのかもしれません *5。働きやすい環境と頼れる仲間を持ちながら、自分の中で苦しんでどうにもならない状態を過ごしていました。

スランプを抜け出せたきっかけ

そんな中、自分ではどう解決すべきか分からず、どうしたものかと思い悩んでしまうタスクに直面しました。どうにもならなくなり、チームリーダーの @genkiroid に相談したところ、自分では考えなかったアプローチでの解法を提案していただきました。提案に乗って実装を進めてみると、あっさり問題を解決できそうなプログラムを組むことができました。「なんだ、人に頼ると難しいこともすぐ解決することがあるのだな」と再認識した瞬間でした。

幸いペパボには困ったら頼ることのできる環境が整っているので、自分でどうしようもない時は人に頼る、ということをやっていかなくてはと思いました。この辺りの、仕事は一人でやるものではないという考えは @pyama86 に改めて教えていただいたのが行動に繋がりました。

また、きっかけとなった出来事はあったものの、定期的な1on1においてチームリーダーの @genkiroid とマネージャーの @akrmiya には自分の苦境についての正直な相談に何度も乗っていただけました。非常に感謝しています。

これから

これからも壁にぶち当たることはあると思いますし、自分への自信の無さは性格的なものがあるので経験や成功体験を培って補っていくしかないと思っています。そのためにも幅の広いホスティング事業部の業務の中で、まずはどこを主戦場にするかターゲットを決めようと思いました。何か得意領域を持つことにより、色んな技術を吸収するうえで応用力がつくのではと考えたからです。

考えた結果、Web アプリケーションエンジニアとして入社したので、やはりアプリケーションレイヤーをひとまず主戦場にしようと決めました。その中でも業務で一番触れることの多い Ruby on Rails (と Ruby)を攻めてみようと思っています *6。事業部としては TypeScript を推し進めているので、Ruby on Rails に自信がついたらそちらへも舵を切りたいと思っています。

まとめ

苦しんだ1年でしたが、2年目のスタートをいい状態で迎えることができました。Perfume の15 & 20周年企画を存分に楽しむことができていて最高です。2年目は1年目以上に最高の年にしたいと気分が高まっています。時には人に頼りながら、成長を毎日重ねていきたいと思っています。

あ、GMOペパボはリモートネイティブを打ち出したことにより勤務地を選ばなくなったので、興味ある方は是非GMOペパボホスティング事業部で僕と一緒に働きましょう!

recruit.pepabo.com

*1:ロリポップを例にとると2001年11月11日サービス開始とのことなのでもうすぐ20周年!

*2:頼もしくてお世話になりまくってます

*3:この件については SEL (シニアエンジニアリングリード) の @linyows の「全部を知る必要はないですよ」という言葉が気持ちを楽にしてくれました。

*4:褒め合う文化があるのはペパボの強みだと思います

*5:自分でそう言っちゃうと実は自分で評価してるじゃんっていう面はありますが。

*6:ちょうどパーフェクトRuby on Railsの改訂版が出版されたりしてタイミングも良さそうと思いました。