今後は https://okweird.net にてブログを続けていきます。
これからもよろしくお願いします。
今後は https://okweird.net にてブログを続けていきます。
これからもよろしくお願いします。
大変な年だった。皆さん思いは同じなんじゃないでしょうか。
今年も恒例の振り返りエントリーを書こうと思います。
2020年の抱負をまずは振り返ってみたいと思います。
いくつか抱負を立てたのでそれぞれ振り返ってみます。
まずは何より仕事で必要とされる技術やドメインについてしっかりやっていきたい。
→自分なりにやれたんじゃないかと思っています。
お金周りのことをもっとよく知るために簿記を勉強したい。
→ここは優先順位的に下がっておりやれなかったです。やらなくてもいいんじゃないかみたいな話もチームメイトとしたりしました。
TypeScriptやっていきたい。
→チュートリアルなどはやりましたがまだそこまでといった感じ。来年は実務で触ることになりそうなので今度こそやっていきます。
競プロやっていきたい。
→社の競プロクラブにもあまり参加できずでした。その競プロクラブもいったんシーズン終了ということで、ここはいったん優先度的に保留かなと思ってます。
ギター教室に通いたい。
→ギターは来年やっていきたいですね。毎年言ってる気がするけど。
台湾行きたい。
→無理ですね。早く海外旅行いけるようになるといいな。
ジム入ったのでやっていく。
→このご時世で数えるほどしか通わず退会してしまいました。頃合いを見てまた再開しようかと思っています。
こうやって振り返ってみるとけっこうやれた年なのかなという感じがします。
2020年はインプットを中心に種をまく年にしたいです。
ここはしっかり種をまけたのではないかなと。
では年間を通して振り返ってみたいと思います。
何か異様なことが起こっているらしいという状況の中、僕の所属するGMOインターネットグループはいち早く1/27より在宅勤務体制へと移行しました。
この代表の決断力、社員みんなの臨機応変な対応力、うちらじゃないとできないぜと胸を張れる強さだと思います。
1年を通してほぼ問題なく変わらず仕事をすることができました。
入社時のメンターもしてくださった先輩社員が社内で異動となりました。一緒に担当していたサービスの開発側の主担当をしていただいていたため、今後は僕の見る領域が増えることになり、不安になりそうなところなのですが、不思議と決意は固まっていました。周りのしっかりしたサポートがあるという安心感があったからだと思います。
僕たちの所属するGMOペパボ ホスティング事業部ではロリポップ!、ヘテムル、ムームードメイン、おさいぽ!という4つのサービスを主軸として展開しています。これまではそれぞれのサービスを分担して担当していたのですが、今年から各人が4つのサービスを横断して見る組織体制へと移行しました。単純に考えると見るべきサービスが4倍になる不安もありましたが、暗黙知や属人化の排除に繋がり、コミュニケーションも活発となり、チームの雰囲気が非常に良くなっているのを感じます。それが結果としてサービス自体の品質の向上に繋がるのではないかと期待しています。
私生活としては11月に引っ越しをしました。恥ずかしながら35年間実家暮らしを続けてきたのですが、機が熟したのを感じ、思い切って一人暮らしを始めてみることにしました。引っ越しの候補地として選んだのは大好きな大濠公園の近くの家でした。社内で流行りつつある朝散歩を毎日やっていてかなりとても最高な感じです。
朝散歩で大濠公園を歩いて最高の一日を毎日スタートさせています。 pic.twitter.com/67sk26IAyQ
— Takayuki NAGATOMI 永冨隆之 (@tommy6073) 2020年12月9日
去年の無人島で脱出ゲームをやった最高な社員旅行が今年はないという残念な気持ちで仕事納めを迎えました…が。
結果として趣向を凝らしたオンライン年末総会を開催していただき一年間を気持ちよく納めることができました。取締役の全員集合のあと最後は恒例のWOW WAR TONIGHTで締め。
年に1度みんなが集まるペパボの年末総会も今年はオンラインでの開催となりました。
— GMOペパボ (@pepabo) 2020年12月28日
でも、自宅に届けられたおいしいごはんを食べながらオフラインと同じくらい楽しい時間を過ごしました😊
2020年も本当におつかれさまでした!!!!! pic.twitter.com/DnTYQT2iPQ
とても楽しさを感じつつも一抹の寂しさもあり、早くみんなに会いたいなという思いがいっそう強くなりました。
前半けっこう苦しんだだけに、後半は持ち味を徐々に発揮できるようになってきたかなと思っています。
来年は丑年ということで年男: Man of the yearなので、まいた種がしっかり咲くよう、もっともっと頑張っていきたいと思います。
良いお年を!
タイトルの通り、2019/09/01 付けでGMOペパボに入社して1年が経ちました。34歳にして初めての正社員採用でした。振り返れば短かったような長かったような何とも言えない感覚です。
いい機会なのでこれまでの振り返りとこれからの決意を書いてみます。
僕の所属しているホスティング事業部ではロリポップ、ヘテムル、ムームードメイン、おさいぽといった歴史の長いサービス *1 を扱っているだけに、蓄積されたドメイン、技術の知識は両方ともかなりの幅・深さがあります。また、前職のキャッチアップでは baserCMS とそれを利用した開発・運用を業務としていましたが、ホスティング事業部ではアプリケーションから1つレイヤーを下ったインフラレイヤーまで見る必要もあります。インフラ専門のエンジニアチーム *2 が存在してはいますが、境界が割と曖昧で、どこまで知っていなきゃいけないのか、ということについてけっこう悩みました *3。
そんな難易度の高い業務を前になかなかバリューを出せている実感を持てずに働いていました。毎日、自分の無力さと向き合っているような状態でした。
ただ、評価においてはレビュワーから「もっと点数を上げてもいいのでは?」と指摘され最初の自己評価より高い点数で評価が通ったり、業務を通じて折に触れて周りの方々からお褒めの言葉をいただいたりしてました *4。これは周りからの評価と自分での評価のギャップに苦しむいわゆるインポスター症候群に陥ってしまったのかもしれません *5。働きやすい環境と頼れる仲間を持ちながら、自分の中で苦しんでどうにもならない状態を過ごしていました。
そんな中、自分ではどう解決すべきか分からず、どうしたものかと思い悩んでしまうタスクに直面しました。どうにもならなくなり、チームリーダーの @genkiroid に相談したところ、自分では考えなかったアプローチでの解法を提案していただきました。提案に乗って実装を進めてみると、あっさり問題を解決できそうなプログラムを組むことができました。「なんだ、人に頼ると難しいこともすぐ解決することがあるのだな」と再認識した瞬間でした。
幸いペパボには困ったら頼ることのできる環境が整っているので、自分でどうしようもない時は人に頼る、ということをやっていかなくてはと思いました。この辺りの、仕事は一人でやるものではないという考えは @pyama86 に改めて教えていただいたのが行動に繋がりました。
また、きっかけとなった出来事はあったものの、定期的な1on1においてチームリーダーの @genkiroid とマネージャーの @akrmiya には自分の苦境についての正直な相談に何度も乗っていただけました。非常に感謝しています。
これからも壁にぶち当たることはあると思いますし、自分への自信の無さは性格的なものがあるので経験や成功体験を培って補っていくしかないと思っています。そのためにも幅の広いホスティング事業部の業務の中で、まずはどこを主戦場にするかターゲットを決めようと思いました。何か得意領域を持つことにより、色んな技術を吸収するうえで応用力がつくのではと考えたからです。
考えた結果、Web アプリケーションエンジニアとして入社したので、やはりアプリケーションレイヤーをひとまず主戦場にしようと決めました。その中でも業務で一番触れることの多い Ruby on Rails (と Ruby)を攻めてみようと思っています *6。事業部としては TypeScript を推し進めているので、Ruby on Rails に自信がついたらそちらへも舵を切りたいと思っています。
苦しんだ1年でしたが、2年目のスタートをいい状態で迎えることができました。Perfume の15 & 20周年企画を存分に楽しむことができていて最高です。2年目は1年目以上に最高の年にしたいと気分が高まっています。時には人に頼りながら、成長を毎日重ねていきたいと思っています。
あ、GMOペパボはリモートネイティブを打ち出したことにより勤務地を選ばなくなったので、興味ある方は是非GMOペパボホスティング事業部で僕と一緒に働きましょう!
最近、僕の所属しているGMOペパボの競技プログラミング部に参加するようになったことをきっかけに競技プログラミングにハマっています。
毎週お昼のランチの時間を使ってみんなでワイワイ問題を解いたり、時には業務時間後に「P社の放課後」として活動することもあります。
競技とはいってもみんなで競い合う、という雰囲気ではなく、解けなかった問題について議論したり、こういう書き方もあるよーとアドバイスしあったり、本当にいい雰囲気のクラブ活動となっています。
自分自身は学生の時から競技プログラミングには興味があって、ブログとしては5年ほど前に以下のような記事を書いたりもしていました。
なぜ競技プログラミングをやるのかというと、やはりデータ構造とアルゴリズムをしっかりやってた方が強いよね、という考えがずっとあるからです。
それに加えて、AtCoderなどのサービスではレーティングがついてランクによって色分けされたりと、上を目指すとまるでネットゲームのような中毒性があります。
そんなこんなで競技プログラミングやっていくぞーとなっていたのですが、入社まだ半年で業務を通してなかなか思ったようにバリューを出せないでいる中、身につけるべきことがたくさんあり、ちょっと優先順位考えねばならぬなと思い始めました。
やりたいことがたくさんあっても時間は有限なので、やることを選択する必要があるなと考えさせられたのです。
ハマり始めた頃はAtCoderの水色コーダーを目指そうかとも考えましたが、下のような記事を読んで覚えることの余りの多さに「ウッ」となってしまうような状況なので、生半可な取り組み方じゃ難しそうだなとも気づかされました。
職業プログラマーな以上、やはり一番は仕事においてバリューを出すことなので、いったん競技プログラミングについてはたしなむ程度にとどめようと思いました。
ただ、問題を解いて他の人の解答も見ながら言語を覚える*1というのはとても楽しく、かついい体験なので、何かしらコーディングチャレンジは継続していきたいなと思っています。
AtCoder ABCのC、D問題を安定して解く、ぐらいならそこまで時間を投資せずともこなせそうな気がするので、それを第一にやっていこうと考えています。
また、コーディングチャレンジサイトはAtCoderの他にLeetCode、Codewars、Exercismなど色々ありますが、迷った結果、LeetCodeの問題は見た感じアルゴリズムとデータ構造をきちんとやることが求められそうなので、そこは将来余裕が生まれた時にしっかりやっていくことにし、当面はカジュアルな知識でも解けていけそうなCodewarsをやっていくことにしました。
競技プログラミングについては会社のクラブ活動をメインとし、気が向いた時にAtCoder ABCに参加して茶色コーダーを目指しつつ、Codewarsも余裕がある時にやっていく。
そんな方針でいきたいと思っています。
*1:今はRubyを勉強中です
本『達人プログラマー』の20周年版『The Pragmatic Programmer, 20th Anniversary Edition』(未訳)を読み終えたので読後記事を書いておきます。
本書はソフトウェア開発コミュニティをリードするDavid Thomas, Andrew Huntによる共著で、初版の『The Pragmatic Programmer』(訳書名は『達人プログラマー』)は長くプログラマー必携の書として愛されてきました。本書は1999年に初版が発売されて以来初めてのアップデートとなる20周年記念版です。購入は著者自身が運営するThe Pragmatic Bookshelfにて可能です。
僕自身も旧版を読んでかなりの影響を受けた本で、技術書を1ヶ月に1冊読む、毎年少なくとも一つの言語を学習する、といった習慣はこの本を読んで開始したものです。 DRYといった言葉を広めたのもこの本でした。
53のトピックのうち1/3ものトピックが新しいものとなっており、既存のトピックも含め、かなりの改変が加えられています。ソフトウェア開発の世界で20年といったら相当な期間なため、それだけのアップデートが必要となることもうなずけます。
トピックは哲学から始まり、コーディングに関することや、ツールやプロジェクトの進め方や、並行性に関するものなど、広範囲に渡っています。
Juggling the Real World トピックなど、 有限状態マシンといったコンピュータ・サイエンス的な要素も持ったトピックが増えており、大変楽しく読めました。Transforming Programming トピックではElixirといった著者が得意とする最新の言語も利用しつつ、パイプラインなどのモダンな手法について触れられており興味深かったです。Test to Code トピックの「テストは実行する時ではなく、考えたり書いたりする時に恩恵をもたらす」といった言葉にはハッとさせられました。
また、トピックの始まりの名言の引用など、テクノロジー以外の分野からの参照も多く示唆に富んでおり、説得力を持って響いてきました*1。
個人的には旧版を読んだのはまだ実務経験が浅かったころだったため理解が追いつかなかったこともありましたが、今回は具体的なイメージをしながら読めたため前回読んだ時より身になった感が強かったです。
そのことから、ある程度経験を積んだ上で読んだほうがいいかもしれないと思いました。Hacker News などのコメントを見ていると自明なことばかり書かれていてあまり得るものがなかった、という人も中にはいるようなので、ベテランというよりは初〜中級者が読むとより効果が高いのかな、と思います。
最後を締める後書きでは、「我々開発者は非常に特権的な立場にあり、文字通り未来を作っており、強力なパワーを持つ。そしてそれはとてつもない責任を伴う」と述べています*2。この言葉に改めて身が引き締まりました。
20年ぶりの刷新となりますが、逆に言えばそれだけの間更新されなくても特定の言語やツールに囚われない普遍的な力を持った本だったということだと思います。
今回の20周年版も、広範囲に渡る53のトピックがこれからの20年を良いプログラマーとして過ごすために必要な知識や慣習を支えるものとして手助けしてくれそうです。
未来を担う責任を持つプログラマーの一員として、細部にこだわりながら*3これからも励んでいきたいと思いました。
*1:著者のAndrew Huntによる『リファクタリング・ウェットウェア』も考え方を科学的に改める機会となるものとしてお勧めです
*2:"With great power comes great responsibility" ってやつですね
*3:著者は良いプログラマーになるためには実際のところ paranoid になる必要があると述べています
明日で2019年も終わりですね。皆さんにとってどんな年だったでしょうか。
僕はPerfumeの2018→2019年のカウントダウンライブに参加しており、年初は横浜で迎えました。
今年の抱負でこんなことを書いていました。
Perfumeのカウントダウンライブでこれ以上ない年明けを迎えられたので、最高の年になる気がしています。
結果的には振り返ってみて、本当に最高の年になりました。
というわけで毎年恒例の一年の振り返り記事を書いてみたいと思います。
お仕事としては、8月までキャッチアップ、9月からはGMOペパボで働かせていただきました。
転職という大きな決断をしたのですが、代表を始め、皆さんに快く送っていただくことができました。現職でも前職でやってきたことが活きる場面が多々あり、本当に感謝しています。
何かと自分で決断せず、周りに流されてきた自分が初めて自分で選んだ職場だったのですが、色々なことを経験させていただき、非常に貴重な財産となっています。現職でもプロダクトを通じて関わりがあることもあり、転職したからといって切れた関係ではないので、これからもコミュニティなどを通じていい関係を続けていけたらと思っています。
GMOペパボではペパボカクテルというオンボーディングプログラムにのっとり、メンターとは週次で、さらにマネージャーを交えて月次で3ヶ月間振り返りを行いました。振り返りを振り返るというメタな感じがしますが、主観で何事もネガティブに判断しがちな自分に客観的な目線を与えていただいて、非常に助かりました。年末のGitHub EnterpriseのIssues整理では、振り返りの記録を眺めて「4ヶ月けっこう色々やってきたな〜」とエモい気分になりました。
Windows 95でインターネットに出会って以来、インターネットの良い面、悪い面をたくさん見てきましたが、個性的な仲間たちと一緒に、インターネットを使ってもっとおもしろくできる予感がしています。来年はもっともっと頑張っていきたいと思っています。
イベントとしては、大きく2つのものに携わりました。
5/25に開かれたbaser Meetup vol.2で実行委員をさせていただきました。幅広くWebについて語ることのできるとても良いイベントになったと思います。baserCMSのマスコットのべっしーケーキがとても可愛かったです。ヌーラボさん、ありがとう!
6/29にはPHPカンファレンス福岡2019に実行委員として参加しました。大きなカンファレンスの裏側を知ることができ、非常に貴重な体験となりました。コミュニティとの繋がりも一気に広がりました。コミュニティって最高ですね。
今年は2015年に初参加して以来、カウントダウンの年越しを除外すれば、初めてPerfumeのライブに行かなかった年でした。来年は2月に福岡ドーム公演があるため、はっちゃけたいと思っています。FUSIONを選曲してくるという攻めの姿勢の紅白も楽しみです。
山口県のWILD BUNCH FEST. 2019に参加しました。雰囲気は平和でいい感じでした。とにかくラインナップが豪華で、どのアーティストを観るかかなり迷いました。色々見ましたがその中でもKing Gnuの常田大希の色気が半端なくて一番印象に残りました。こちらも紅白楽しみです。
Perfumeが出演したCoachellaの放送をきっかけにBillie Eilishを知ったのですが、彼女が自分の中で今年一番のニューカマーでした。10代であれだけのことをやれるんだからすごい。
今年の抱負でギター頑張るぞと宣言していたのですが、転職という大きなイベントがあったこともあり余裕がなく、あまり触ることができませんでした。来年は頑張っていきたいです。
大掃除をしていたら、長かった引きこもり時代に姉が自分の結婚式前に送ってくれた手紙を見つけて読んでいました。当時はすごく心配をかけてたんだなと今になってひどく感傷的になっていました。
自分で選んで楽ではない人生を歩んできましたが(楽な人生歩んだ人なんていないでしょうけど)、ようやく自分の人生、軌道に乗ってきた感じがしています。
来年もこのままの勢いに、関わってくれた全ての人に感謝しつつ、大きく飛躍していきたいと思っています。
ではPerfumeとKing Gnuを楽しみに紅白を待とうと思います。
良いお年を!